この記事では、薬剤師を辞めたいと思う理由と、3回退職を経験した私の本音をお話しします。

こんにちは、薬剤師歴10年超のコグレハルコです。
「もう薬剤師、辞めたい」
そう思ったこと、何度あるか数えきれません。
派遣先でいじめにあったとき。
コロナで突然仕事がなくなったとき。
3年勤めた会社がM&Aされて、退職しなければならない雰囲気になったとき。
それでも今、私は薬剤師を続けています。
週3薬局勤務+フリーランス薬剤師という形で。
この記事では、薬剤師を辞めたいと思う理由と、私自身の体験談をお伝えします。
「辞める」か「続ける」かより先に、
自分がしんどい理由を整理することが大事だと思うので、その手助けになれば嬉しいです。
薬剤師という働き方が嫌いでなければ、あなたに合った働き方がきっとあるはず。
薬剤師を辞めたいと思うのは珍しいことではありません。
大事なのは、辞めたい原因を整理すること。
「薬剤師が嫌」なのか「今の職場が嫌」なのかで、次の行動が変わります。
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目次
薬剤師を辞めたいと思う理由7選
- 人間関係がしんどい
- 給料が割に合わない
- 休みが少ない・シフトがきつい
- 仕事量・残業が多い
- 患者対応がつらい
- 将来性への不安
- 薬剤師に向いていない気がする
一つずつ、見ていきましょう。
人間関係がしんどい
薬剤師を辞めたいと思う理由の中でも、人間関係の悩みは特につらいと感じています。
薬局は少人数で、毎日同じメンバーと狭い空間で働く職場です。
合わない人がいても逃げ場がなく、ストレスが蓄積しやすい環境です。
薬剤師同士はもちろん、事務スタッフとうまくいかずに悩むケースもあります。
特定の誰かとうまくいかないだけで、自分の気持ちって一気に変わるんですよね。
少人数だと逃げ場もないし、しんどいよね。環境を変えるのも良いと思う。
給料が割に合わない
厚生労働省のデータでは、薬剤師の平均年収は約600万円とされています。
ただ、「自分はそんなにもらえていない」という人は多いのではないでしょうか。
地域や職場によって差が大きいのが現状です。涙
そもそも薬剤師になるには6年間の薬学部が必要で、私立大学だと学費だけで1,000万円を超えることも珍しくありません。
奨学金を抱えたまま働き始めて、給料を見て割に合わないと感じるのは当然だと思います。
しかも、業務内容も決して楽ではありません。
調剤・監査・服薬指導・薬歴記載・在宅対応・クレーム対応‥‥等々。
私が派遣になった理由のひとつも、労働とお給料が見合わないためでした。
同じ業務(むしろ少ない‥!)なのに、派遣の方が年収が高いと思い、転職を決意しました。
給料が上がらないなら、働き方を変えるという選択肢もありだと思います。
休みが少ない・シフトがきつい
薬局はシフト制のところが多く、土日に必ず休めるわけではありません。
人手不足の職場では、希望通りに休みが取れないことも多いです。
かかりつけ薬局として夜間・休日対応が求められる職場も増えています。
「休日でも電話がくるかも」と思うと、気が抜けない状態が続きます。
私が派遣を選んだ理由に、休みの取りやすさもあります。
正社員だと店舗配属が決まってしまい、休日を選べないことも多い。
その点派遣なら、自分が休みたい曜日に定休日の薬局を選べばいい。
それだけで、働き方がぐっと楽になると思いました。
店舗携帯を持たされることがないのも、良かったです。
仕事量・残業が多い
人手不足の薬局では、1人あたりの業務量が多くなりがちです。
処方箋が集中する時間帯は特に余裕がなく、気づけば閉局後も薬歴入力が残っている、という職場も少なくありません。
薬剤師あるあるすぎる。涙
さらに薬剤師の仕事は、ミスが許されません。
1つの確認漏れが、患者さんの健康に直結する可能性がある。
そのプレッシャーを抱えながら、スピードも求められる。
「丁寧にやりたいのに、時間がない」というジレンマが、じわじわと消耗につながります。
残業が多い悩みは、職場の環境によるところが大きいです。自分を責めすぎないでください。
患者対応がつらい
薬剤師の仕事には、必ず患者さんとのコミュニケーションが伴います。
丁寧に服薬指導をしても「わかってる」「早くして」と冷たくあしらわれることもあります。
中には理不尽なクレームをぶつけてくる患者さんもいます。
医師への不満を薬剤師にぶつけてくるケースも珍しくありません。
毎日積み重なると、窓口に立つだけでしんどくなってくることがあります。
窓口がつらい時は、在宅業務メインの職場や、処方箋枚数が少ない薬局に変えると楽になることも。
将来性への不安
AI・調剤ロボット・規制緩和など、薬剤師の仕事が変わっていくというニュースは年々増えています。
自分の仕事はなくなるんじゃないかと不安を感じる薬剤師は多いです。
また、管理薬剤師や薬局長などのポストが埋まっていて、キャリアアップの見通しが立たないという悩みもあります。
頑張っても給料が上がらない、評価される仕組みがない職場では、将来が見えにくくなります。
将来性への不安は、派遣・副業・フリーランスなど選択肢を持っておくだけで気持ちが楽になると思います。
薬剤師に向いていない気がする
調剤ミスが続いたとき、
患者さんにうまく説明できなかったとき、
自分は薬剤師に向いていないんじゃないかと思うことがあります。
ただ、向いていないと感じる原因の多くは、職場の環境にあることが多いです。
教育体制が整っていない、人手が足りない、フォローしてもらえない。
そういった環境では誰でもミスが増えます。
薬剤師が向いていないのではなく、その職場が合っていないだけかもしれません。
私も患者さんにうまく説明できず、薬剤師に向いてないなと思うことがあります。
事前に、こう聞かれたらこう返すとシミュレーションしておくと良いかもね。
私が実際に辞めたくなった体験談
新卒入社の会社を辞めたくなったとき
新卒で入社した調剤薬局チェーンで働いていました。
仕事自体は嫌いではありませんでしたが、入社してから気づいたことがありました。
- 20時間の固定残業代が含まれた給与体系だったこと
- 祝日がある週は平日が出勤になること
給与形態や休みについて、何も調べずに入社しちゃったんだね。
当時は、薬剤師=ホワイトだと思ってた‥‥。涙
さらに管理薬剤師になってからは店舗携帯を持つことになり、勤務時間外でも仕事から頭が離れなくなっていきました。
退職したときの気持ちは、正直清々しかったです。
ずっと縛られていたものから、やっと解放された感覚でした。
この失敗から、転職するときは、
完全週休二日制(日・祝+1日)と、
固定残業代込みではないかを、しっかり確認するようになりました。
というか、気になることは転職コンサルタントの方に隅々まで聞くことにしました。苦笑
派遣先でいじめにあったとき
派遣薬剤師として複数の職場を経験する中で、1つ、しんどい職場がありました。
管理薬剤師に目の前で悪口を言われ、当時は仕事に行くのが怖くて。
契約期間までと思ってもメンタルきついのに、正社員だったらもっとだよね。
終わりが見えないと、心の拠り所がないもんね。
契約期間が終われば次の職場へ。派遣の気楽さに救われました。
M&Aで退職しようと思ったとき
コロナ派遣切りのあと、正社員として再就職した会社でM&Aの話が出ました。
スムーズに進むならまだしも、元社長と新社長が契約で揉めて決裂の方向へ‥‥。
その時点で、私たち従業員はすでに新社長の会社に転籍していたので、話がこじれる前に退職する形を取りました。
それは従業員には関係ない話なのにね。
もらい事故みたいな退職、本当に勘弁してほしかったです。涙
3回の退職を経験して思うこと
「辞めたい」を経験して思うのは、辞め方によって後味がまったく違うということです。
新卒の会社を辞めたときは、清々しかった。
でもM&Aに巻き込まれて退職したときは、ドロドロした気持ちの方が大きかった。
“もっと早く動いておけばよかった” という後悔も残りました。
その2つの違いは、きっと自分で選んだことだと割り切れていたか、人に都合よく使われてすり減っていたかだと思います。
経営者の匙加減でうまく利用されていると感じる方は、自分が荒む前に離れることを強くおすすめしたいです。
薬剤師を辞める前に考えてほしいこと
辞めたい気持ちが強くなったとき、まず整理してほしいことがあります。
辞めたいのは「薬剤師という仕事」ですか?
それとも「今の職場」ですか?
この2つは全く別の問題です。
職場が原因であれば、転職や働き方を変えることで解決できる可能性があります。
- 人間関係が合わない
- 残業が多い
- 給料が低い
→これらは職場を変えれば改善するケースが多いです。
一方、以下のような場合は職場を変えても根本的な解決にならないこともあります。
- 調剤業務そのものが苦痛
- 患者さんと関わること自体がつらい
原因によって、次の行動が変わってくるね。
「薬剤師が嫌」なのか「今の環境が嫌」なのか、まずはそこだけ整理してみてください。
私が選んだ「週3勤務+フリーランス」という働き方
私自身はM&A退職のあとも、他の調剤薬局で働き続けたいと思いました。
しかし、“もうフルタイムの正社員に戻るのは違うかもしれない“ とも思いました。
そこで選んだのが、週3勤務の正社員+フリーランス薬剤師という形です。
なぜ選んだのか
今の自分にとっては派遣に戻るより、固定された薬局で働きたかった。
めんどくさがりなので、通勤時間がなるべく短い職場を選びたくて。苦笑
週3勤務ならフルタイムの正社員より負担が少なく、無理なく続けられるとも思いました。
もちろんお給料は少ないですが、自分のペースで働ける形を、自分で選びたかった。
そう思っての決断でした。
月収について
現在の収入は、週3勤務で月30万円ほど。
そこにフリーランス薬剤師の収入が月10万円ほどあり、合計で月40万円程度です。
ブログ収入は現在0円です。育成中です。
ブログ0円って、正直に書くんだね。
むしろ、ブログの管理システムにお金払ってるからマイナスっていう。涙
週3勤務+フリーランスのメリット
- 時間に余裕ができた
- 特定の職場に依存しなくていい
- 副業や自分のことに使える時間が増えた
週3勤務+フリーランスのデメリット
- 収入が正社員より安定しない
- 自分で動かないと仕事が増えない
- 確定申告など事務作業が増える
フリーランスがクビになったら、正社員の手取りおよそ25万で生活する予定です。
薬剤師資格を活かせる働き方
「辞めたい」と思ったとき、
選択肢は今の職場を続けるか、薬剤師を完全に辞めるだけではありません。
薬剤師資格を活かしながら、働き方を変えるという選択肢があります。
- 派遣薬剤師
- フリーランス薬剤師
- 企業薬剤師
- 医療ライター
- ブログ・SNS発信
- 公務員薬剤師
正社員に疲れて、派遣薬剤師やフリーランス薬剤師に切り替える方も多いですよね。
こんな状態なら転職を考えてOK
辞めたい気持ちはあるけど、まだ我慢できるという人も多いと思います。
ただ、以下に当てはまるなら、転職を考え始めていい時期だと思います。
・3ヶ月以上、同じことで悩んでいる
・朝起きるのがつらい
・休日も仕事のことが頭から離れない
・残業が慢性化している
・人間関係が改善する見込みがない
どれか1つでも当てはまったら、動いた方がいいの?
1つでも長期間続いているなら、環境を変えるサインだと思います。
薬剤師辞めたい理由7選:まとめ
「辞めたい」と思いながらも、なかなか動けない人は多いと思います。
「もう少し様子を見よう」
「慣れるかもしれない」
「今辞めたら迷惑をかける」
——そうやって先延ばしにしているうちに、1年、2年と経ってしまう。
頭ではわかっていても、なかなか動けないのが正直なところだと思います。
しかし、合わない職場で消耗し続ける時間は、取り戻せません。
こんなことを書いている私自身、会社を退職した時のことを振り返ると、辞めた後悔よりも何で早く動かなかったんだろうと思う気持ちの方が強いです。
人生一回だから、我慢してる時間がもったいないですよね。
薬剤師は転職市場での需要が高い職種です。
動こうと思えば、いつでも動けます。
“転職するかどうか” を決める前に、まずは求人を見るだけでも大丈夫。
選択肢を知るだけで、今の職場を続けるにしても辞めるにしても、自分の意思で選べるようになります。
最後に、私が会社を辞めたいと思った時に実際に使った転職・派遣サービスを紹介します。
おすすめの派遣薬剤師向け転職サイト
私が実際に使った派遣会社メモ
派遣に興味が出てきたら、
今ある求人や希望条件を相談してみましょう。
地方派遣や高時給求人を探したい人、担当者と相談しながら決めたい人に向いています。
- 高時給求人を比較したい
- 半年以内に派遣で働きたい
- 相談しながら決めたい
単発や短期の派遣を探したい人、副業・Wワークで収入を増やしたい人に合います。
- 単発求人を見たい
- 副業で収入を増やしたい
- 時給保証を重視したい
自分に合う働き方を見つけるための、情報収集として活用してみてくださいね。
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